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カルチョーフィ(アーティチョーク)のリングイーネ [Vino e …?]


行きつけの八百屋さんで美味しそうなカルチョーフィcarciofi=アーティチョーク=を見つけました。リングイーネ・アイ・カルチョーフィで頂きます。

 ワインはモレッリーノ・ディ・スカンサーノMorellino di Scansano 2003。例によってラベル無し。
 モレッリーノはサンジョヴェーゼの亜種。ちなみにサンジョヴェーゼはトスカーナの固有品種と思い込んでいたのですが、実はオリジンはエミーリア・ロマーニャなんだそうです(未確認)。
 マレンマ地方の海岸沿いのスカンサーノは、ボルゲリ等と並んでトスカーナ州でも注目のエリア。
 深いルビー色、甘い野の花の香り、しっかりしたタンニン。上品な甘さを含んだ辛口の、€3.5とは信じられない美味しいワインでした。
 ラベル無しの理由は前回のロッソ・ディ・モンタルチーノと同じです。
 量り売りワイン店La buca del vinoはワインの他にオリーブオイルやソット・オーリオ(野菜のオイル瓶詰め)、おすすめマルケ州のパスタTABULAも置いています。


【リチェッタ】 

(材料2人分)

 紫カルチョーフィ   2本
 チポリーナ(新ネギ) 1本
 イタリアンパセリ   1枝
 ニンニク    1カケ
 鷹の爪     小1本
 EX.V.オリーブオイル   適量
 塩      適量
 リングイーネ   200g

 (作り方)

1)カルチョーフィは硬い外側の葉(花びら?)を3重ぐらい手でむしり取る。さらに葉の先端を3cm位切り落とす。
残った部分を縦に2等分して2mm厚にスライスします。

2)フライパンにオリーブオイルと粗みじん切りのニンニクを入れ、弱火にかけ、香りが出てきたら鷹の爪と1)を加え、カルチョーフィがしんなりするまでしっかり炒め、塩で 味を整える。

3) 大鍋に海水くらいの塩気の湯を沸騰させ、リングイーネをアルデンテに茹で、2)のフライパンで和える。

【La buca del vinoとローマ門】

La buca del vino; Via Romana,129/r Firenze tel.055.2280135

ピッティ宮殿の前の道Via Romanaをローマ門Porta Romanaに向って、10分少々歩いて終点近く、道の左側、小さなお店。樽が目印です。

 ローマ門まで来たら、門の内側の広場Piazza della Calzaを振り返ってください。
 門を背に正面の建物外壁にマリオ・ロモーリ(1908-1978)のキュービックなマザッチョ風フレスコ画(1955年制作)。ルネサンス壁画を見た後では一見稚拙に見えるかも知れません。フィレンツェ20世紀美術の愛すべき、ささやかな記念碑。

 ローマ門の外の広場、左の美術学校の門の前、トトカルチョ売り場の隣に美味しいトリッパイオ(トリッパの屋台)。
 いつもオープンしている訳ではありません。もし開いていたらラッキー、カップワインでランプレドットのパニーニをどうぞ。


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miumiu

カルチョーフィは一度湯がいてから調理するものとばかり思ってました。
日本じゃ高くて手に入りづらいけど、今度買ったらこうしてみます!
by miumiu (2006-04-14 14:42) 

plot

このカルチョーフィは紫色の生食用の種類のものです。
サラダでも食べるし、こんな風に炒めても美味しいというわけ。
日本で手に入るのは残念ながら加熱調理用のものが多いと思います。
以下、ローマ風のレシピです。
先端と茎の部分を切り落とし、外側の堅いガクもとり、真中のせん毛をくりぬきます。
真中にニンニク、イタリアンパセリ、塩を詰め、鍋にきっちり並べ、
かぶるくらいまで水を入れ、少量のレモン汁を加え蒸し煮にします。
by plot (2006-04-14 17:19) 

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