アルノ川とカシーネ公園の朝市 [Vigna Nuova]
でも、その前に…
街猫1号くん大冒険の巻…でした。
手持ちレンズの焦点距離、目一杯だったので、以下トリミングで拡大。
さらに拡大。
ん？？
おとぼけ系?!
同じ場所、角度を変えて撮った写真です。
中央遠方のクーポラ（円屋根）はサン・フレディアーノ・イン・チェステッロ。橋はヴェスプッチ橋、その3つ先にポンテ・ヴェッキオがあります。
つまりフィレンツェ市街の西の外れというところ。
近年、汚染が問題になっているアルノ川ですが、たくさんの動植物が生息しています。
先程の未確認生物はヌートリア。
フィレンツェの北の養殖場から大脱走に成功、晴れて自由の身に。
さらに下流に進みます。
手前の岸辺にも。
トリミングで拡大
家族のようです。
大きさは家猫並みか、もう少し大型。
一時期、暮した浦安の埋め立て予定地にも、同じような来歴のマスクラットが生息していました。自然保護という観点からは外来種・帰化生物に対して冷たい対応になってしまうようです。
仕方のない事ではありますが…。
ヌートリア君たちに輝く未来がありますように！
ところでアルノ川沿いに下ってきた目的は、
カシーネ公園の朝市。
毎週火曜日の午前中に開催されています。
カシーネ公園Le Cascineは、もとトスカーナ大公の狩猟場で18世紀末に公園として市民に開放されたもの。広大な敷地には競馬場、航空学校、農業試験所なども点在しています。
これはたくさんある不思議な造形物の一つ。それらのご紹介は次の機会ということで。
少し遅めの出勤？になってしまいましたので人出は少なめです。
名物ポルケッタ（香草詰めの子豚肉のローストハ厶とパニーニの屋台。
こちらはポレンタ・フリッタ（トウモロコシ粉を練って加熱して固めて揚げたもの）。
産直の野菜。
旬のプンタレッレ（おじさんが広げて中を見せている）。もともとローマ周辺の野菜ですが最近はトスカーナでも見られるようになりました。
しゃきしゃきした歯応えが絶品。ひとつget。
乾物屋さん。
片口鰯のオリーブオイル漬けとバカラ（塩ダラ）の屋台。
バカラはそのままで6ヶ月もつそうです。調理の前に2日間、水に浸けて（4回水を取り替え）戻します。これも一切れget。
古着もカシーネ朝市の名物。この屋台のものはさすがに古過ぎてスルー。
他の屋台の「ゴミの山」から“ディーゼル”のデッドストック・ジーンズを救出、€3！
本日最大の戦利品です。
トスカーナの刃物の町スカルペリアScarperiaから毎週やってくる青年。水牛の角のカヴァタッピcavatappi=ソムリエ・ナイフを買いました。
家に帰ってキアンティを抜きました。右手前が本日購入のカヴァタッピです。
前記事にもたくさんの素敵なコメント、ありがとうございます。
いつも楽しく読ませて頂いております。
一方、あいかわらずお返事など滞り、大変失礼しております。
洋一の春の展覧会に向けた制作、メイコの各種の仕事などでてんてこ舞い。
明日からはヴェネツィアです。
落ち着きましたらお返事書かせて頂きますのでお許しください。
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ヌートリアは日本でも問題になってます
塩ダラ！スペインやイタリアのこれを使った料理は大好き
by pace (2008-02-04 02:04)
ヌートリア君は家族でしっかり生きてね
どこでも問題になっていなすが・・・
いろいろなお店、日本と違って明るい～
やはりお国柄かな。。。
by (2008-02-04 06:11)
ペルー人の友達は、「ヌートリアは美味しいよ♪」と言ってました。 養殖場ということは、イタリアでも食材かしら・・・？
by Inatimy (2008-02-04 06:57)
やっぱり、ヌートリア君ですか
by toraneko-tora (2008-02-04 08:23)
カッシーネの朝市、１度行きました。懐かしい！
by ぱふ (2008-02-04 11:08)
市場めぐりは、予期せぬ代物にめぐり合えると本当に嬉しくなりますよね。
どのお店も楽しそう（＾＾） パニーニも食べたいなー
昨日、東京にまとまった雪が降りました。春は、もう少し先みたいです。。
by 鈴木浩司 (2008-02-04 11:22)
ヌートリア君がんばれ！と言いたい所ですが、元の自然が
荒れちゃったりすると複雑ですね。。市場楽しそう☆
by ぴい (2008-02-04 20:08)
ヌートリア、知りませんでした。食べるんですか？
１キロお買い上げの塩タラはどんなお料理に？
って質問ばかり。
by TaekoLovesParis (2008-02-04 22:48)
日本でだと平気で20000円越しちゃうDIESELのデニムが３ユーロは確かに「掘り出し物」でしたね～。フィレンツェで新品買っても結構高いでしょ？。
それより僕は揚げポレンタ！（笑）。
こんなふうに屋台で売ってるんですね。
こっちでは、たまにお肉の添え物なんかで出て来ても、おかゆみたいな柔らかいポレンタなんですよねぇ。香ばしく揚がったのを食べたいなぁ～。
by yk2 (2008-02-05 00:11)
朝市で、古着や刃物を売っているんですね。
なんだかフリーマーケットのようです。
プンタレッレは水菜のようだし。。
by 柴犬陸 (2008-02-05 14:05)
バッカラ屋さんで買うと、お幾らくらいなんでしょう。
日本で輸入もののを買おうとしたら、3800円でした・・・(-ω-;)
じゃがいもと一緒にミルクで煮てペースト状になったの、美味しいですよねー
by nicolas (2008-02-06 12:04)
なにそいつ？ヌートリア？！
かわいい～♪＾＾
脱走成功おめでとうございます！(笑)
by ツカ (2008-02-06 20:25)
ヌートリアですか、世界最大のネズミのカピパラかと思いました。
食料にも・・と考えられている動物なんでしょう。居るんですね～。
ナイフを買ってる奥様は嬉しそうですね。
by お散歩爺 (2008-02-08 19:03)
↑あ。確かに、ちっこぃカピバラにも見えますね＾＾
お写真盛りだくさんで楽しぃー♪
街猫1号くんは、何を見つけたんでしょぉかねぇ？！（笑）
by Bijoux (2008-02-09 10:00)
皆さま、楽しいコメントありがとうございました。
お返事、記事の更新など今暫く超のんびりペースとなりそうですが、お許しくださいませ。
ヌートリアはイタリアでは食用ではなく、毛皮用のようです。
ヌートリア君にしてみれば、どちらも違いはありませんが…。
バカラは1kg16ユーロ位でした。
プンタレッレは周りの葉はお浸しにすると水菜にもちょっとだけ似ていますが、一番プンタレッレらしいところは、写真では分かりにくい真ん中の部分で、ちょっとウドのようなシャキシャキした独特の食感です。最近日本でも手に入るそうです。是非お試しを！
とりいそぎ、いくつかのご質問へのお答えでした。
またお返事、書きますね！
by plot (2008-02-10 22:09)
トスカーナにも外来生物がいましたか。 外来と言うのはボーダーラインを前提にしている。 一日で地球を回れる時代だから、外来を諦めて、地球生物としてみるしかないのかも。
川の対岸の護岸、コンクリートが無い。 自然保護には最適ですね。
野菜も新鮮。 良いところですね。
by kotobuki1946 (2008-02-11 07:40)
ヌートリアってはじめて見ました
これ 毛皮になっちゃうんですね。
毛皮にするための養殖って いまでも毛皮のコートって売れてるんですね
こちらにもイタリア人のお店がいくつかあるんですけど
どーやって食べればいいのかわからない固まりがいっぱいあって
ああどうにかすればきっとおいしいんだろうにと思うと残念です
塩だらは塩抜きしてそのあとはいかがなのでしょう？
by (2008-02-18 21:37)