古式サッカー Calcio Storico Fiorentino [DIARI]
6月24日はフィレンツェの守護聖人サン・ジョバンニ(洗礼者ヨハネ)の祝日。
この日、サンタ・クローチェ広場で、古式サッカーCalcio Storico Fiorentinoの決勝戦が行われます。
Gli affreschi di Palazzo Antella (1619-20), Piazza Santa Croce 20-22
サンタ・クローチェ広場20-22番地のアンテッラ館、ファサードの美しいフレスコ画は17世紀。現在は1階にレストランなど、上階は住居です。ところでフィレンツェ古式サッカーの起源には諸説あるようですが、
16世紀には行われていた記録があるという由緒ある競技です。
フィレンツェ人はサッカーの起源は我が街にありと誇りにしています。
場外の暴力沙汰などでしばしば中止になり2006年から中断していましたが、昨年復活。
試合前のセレモニー。 中世の時代衣装が艶やかです。
普段は商店主、会社員、職人さん…なのかも知れませんが、
この日は中世の兵士になりきってます。
旗振り隊の妙技。
1チーム27人。
フィレンツェを歴史的区分で4つに分け、赤サンタ・マリア・ノヴェッラ、白サント・スピリト、緑サン・ジョヴァンニ、青サンタ・クローチェの4チームが、地域の名誉と優勝賞品生きたキアーナ牛1頭を賭けて真剣勝負で争います。
今年の決勝は勝ち残った青vs赤。
サッカーと言っても見た目はアメリカン・フットボール風です。
ボールは蹴っても、持って走っても、前に投げてもOK。
相手ゴールに投げ入れれば1ポイント。
外して外に出すと相手に反則点0.5ポイント。
タックル、つかみ合いあり。
オフサイドルールがないので自陣ゴール前の敵は押さえ込みます。
投げるのもOK。
寝技もあり。
アメフト風と言うよりプロレス風?
黒い衣装は審判です。
今年は赤が圧倒的な組織力で圧勝。14対4.5と大差がつきました。
戦いの後。
フィナーレは再び時代装束の勢ぞろい。
観戦を終えて満足げに引き上げる中世の貴婦人達。
ハチャメチャと言ったら叱られてしまいますか。
エネルギーの爆発!凄い!
一枚目で「あれ?」と思いました。
サンタクローチェ広場、こんなになっちゃうんですねー。
これが広場の使い方なんですね。
by emu310 (2009-06-28 07:12)
ワイルドでエネルギッシュ!!
現代サッカーはとても洗練されているんですね。
by てんとうむし (2009-06-30 22:35)
こりゃフルパワーですね!
イギリスにもこちらが元祖だと言っている
村対抗大人数サッカーがあるそうですね
by pace (2009-07-01 10:46)
審判の黒服は、こんなところから始まったんですね。
by ぱふ (2009-07-21 01:52)