季節外れ?のパンドーロ [トスカーナ生活]
イタリアのクリスマスのお菓子といえばパネットーネpanettoneが日本でもおなじみですが、これはパンドーロpandoro。
パネットーネがミラノ発祥なのに対し、こちらはヴェネト州のヴェローナ生まれ。パネットーネとは違い、ドライフルーツやオレンジピールなどが入らない、卵たっぷりのスポンジケーキです。卵で生地が黄色いのでパンドーロ=「黄金のパン」という名がついたのでしょう。
クリスマスのホームパーティでは誰かが必ず、どちらかのお菓子をぶら下げてきますから、どこの家庭もあっという間にパネットーネやパンドーロだらけ。どちらも賞味期限が長い(最長6ヶ月!)のが救い。
で、Taro君のお家でも季節外れのパンドーロというわけです。
※本当はイタリア的にはちっとも「季節外れ」ではありません。クリスマスから新年をはさんで1月6日はエピファニアEpifania(救世主の御公現の祝日=東方3博士の前に幼子イエスが姿を見せた日)、一般にはベファーナBefanaの日で、良い子は暖炉の煙突から入ってきた緑色の服をきた魔女から靴下の中にプレゼントをもらいます。その後いっせいにバーゲン=Saldiが始まって…と、この時期、楽しいことが続いていくのですから。
以下、臨場感ちょっとあり過ぎの写真ですが…
まず暖炉でちょっと焦げるくらい暖め
カルロの柿 [トスカーナ生活]
カルロに柿をもらいました。完熟というかジュクジュクです。
柿はイタリアではかなり高級なフルーツ。ゼリーかシロップのような甘い中身をスプーンですくって食べます。
イタリアではこの食べ方が普通。子供の頃、父の郷里の岡山で庭の柿を同じようにジュクジュクで食べたことを思い出しました。富有柿だったか次郎柿だったか、渋柿で、そうして食べるか干柿にするかどちらかだと父に聞いた記憶があります。
イタリアでも柿は「カキ」、もちろん日本語が語源です。kakiかcachiと綴り、単数/複数の変化はありません。でもiで終る単語は普通、複数なのでcacoと単数形に直して表示している八百屋さんも見かけます。
そうとうな大木もありますからイタリアに入ってきたのはかなり昔の事なのでしょう。
写真はピンボケですがもう食べてしまったので…。
パンチェッタ <総集編> [トスカーナ生活]
<わかりやすい順番に編集しました>
パンチェッタ(イタリア式生ベーコン)の作り方。講師は我が家を取り囲む農園を管理しているカルロさんです。元国防省警察(カラビニエーリ)のメカニックでコワモテですが優しくてとても親切。
2週間、塩(シチリア産海塩粗粒2kg)の中に埋まっていた豚バラ肉皮付きをとりだし、塩を払い落とします。
オリーブの収穫 ムービー編 [トスカーナ生活]
先日のオリーブの収穫のムービー(3秒)です。高枝切り鋏のような道具はコンプレッサーから空気を送って動かします。大きな樹のときに使います。
オリーブの収穫 [トスカーナ生活]
土曜日、私達の家のある農園でオリーブの実を収穫しました。
昨年が豊作だったので、今年は収穫量は少ないそうです。
info:ホームページ「メイコイワモト/福井洋一のDolceVita a Firenze」開設のお知らせ。こちらにもお立ち寄りください。
http://www005.upp.so-net.ne.jp/Firenze/