カルロの柿 [トスカーナ生活]
カルロに柿をもらいました。完熟というかジュクジュクです。
柿はイタリアではかなり高級なフルーツ。ゼリーかシロップのような甘い中身をスプーンですくって食べます。
イタリアではこの食べ方が普通。子供の頃、父の郷里の岡山で庭の柿を同じようにジュクジュクで食べたことを思い出しました。富有柿だったか次郎柿だったか、渋柿で、そうして食べるか干柿にするかどちらかだと父に聞いた記憶があります。
イタリアでも柿は「カキ」、もちろん日本語が語源です。kakiかcachiと綴り、単数/複数の変化はありません。でもiで終る単語は普通、複数なのでcacoと単数形に直して表示している八百屋さんも見かけます。
そうとうな大木もありますからイタリアに入ってきたのはかなり昔の事なのでしょう。
写真はピンボケですがもう食べてしまったので…。
イタリア語でも「カキ」なんですね。勉強になります。
日本語が語源ということは、柿そのものが日本から
入ってきたということなんですね。不思議。
それにしても甘くて美味しそうです・・・。
by (2006-01-18 17:55)
toucoさん、コメント&nice!ありがとう。
ピンボケ写真だったのでやめようかと思ったのだけど、のせて良かった!
イタリアで柿の木に出会うと何だかほっとします。
絲山秋子さんの「沖で待つ」、来月ちょこっと帰国した時、読みます。情報ありがとう!
by plot (2006-01-18 20:25)
こんにちわ
KAKIとイタリアでは言うんですか初めて知りました。
日本の柿と熟し方もスプーンで食べるのも非常に違いますね。
先日当方でも柿を食べました。BLOG 野菜に載せましたが
あれでも少し熟しすぎかなと思っていたのですが?!
by 匁 (2006-01-19 17:57)
tigerkitaさん、「柿食えど …」のモチーフの柿ですね。もっともっと本当にグジュグジュです。
「腐ってる」風にしか見えないので、始めはコワゴワでしたが…。
甘さは干柿をもっと甘くしたような、種のまわりにはプルンとした弾力が残り、全体としてはとろとろのシロップのようです。日本式に齧りつけないから「柿を食べた」という実感に乏しいのですが、これはこれで確かに美味です。
by plot (2006-01-19 22:07)