SSブログ

不在の晩餐 その2 [アトリエから]

不在の晩餐 その1↓の続きです。
http://blog.so-net.ne.jp/firenze/2007-01-18

「その1」から1ヶ月、目覚ましい進展はありませんが…


頭だけだった人物の体をデッサン。(1/27)


テーブルを少し高く修正。
色調が違って見えるのは光線の異なる戸外と室内で撮影しているため。(2/03)


左の部分


右側。猫の頭が大きすぎ。女性の足にすり寄っているようにも見えます。
クールな猫という設定にしたいので要修正です。


猫を少しだけ右下に移動、頭も小さく修正…と言っても、
この写真では分かり難いですが。
男性は全員ダークスーツ、女性はドレスという予定ですが、
とりあえずバランスを見るため黒くなる部分に褐色の下塗りを始めます。
少年の左手のポーズを変更。(2/08)


左端、座っている男性のポーズが窮屈そうです。


自分でやってみるとやっぱり窮屈。 右肘をテーブルから離した方が自然です。


早速修正。


修正前             修正後


右側、座っている黒人の手のポーズをしてみます。

これも修正。


修正前             修正後(2/10)


肌の部分には緑土の顔料を下塗り。
少年の後はテーブルの脚。(2/14)


背景の色調が違って見えますが光線の違い。実際は生成りの綿布のままです。
ここではまだデッサンを修正している段階です。
人体を少しづつモデリング(肉付け)しています。(2/15)


モデルの白(名前はまだ無い)君。
ちなみにテーブルの下の犬のモデルは、
勝手に、柴犬陸君(おもに目)と、
http://blog.so-net.ne.jp/riku-log/
にこちゃんのサイドバーのはなちゃん(おもに鼻と耳)
http://blog.so-net.ne.jp/nicolasgarden/
の予定です。


スーツにウルトラマリンを重ね塗り。
まだ最終的な色ではありません。(2/16)


背景を描き始めます。(2/17)
建物の壁の前、戸外のテーブルという設定。
壁の上半分が暗いのはテントか庇の影というわけ。
立っている人物の頭部も一部、影の中に入れる予定です。
もっとコントラストを強めないと。

演劇に例えると、脚本も出来上がる前に、
まず主役(?)の少年のオーディション、
その他の登場人物のキャスティング、

…と進んで、大道具が入ったところ。
メイクと衣装合わせ、小道具はまだこれから。

小道具といえば、テーブルの上の食器は主賓の到着前なので、
食前酒のシャンパングラス程度で良いかも知れませんが、
あ!椅子もまだでした。

こんな調子でまだまだ続きます。

【ごめんなさい】
いつも素敵なコメントをたくさんありがとうございます。
頂いているコメントへのお返事、相変わらずですが滞ってます。
近々、お返事特集第2弾をupしたいと思っていますが、いつになることやら…です。ごめんなさい。

【お知らせ】
「トスカーナからミルクの贈りもの」出版記念 料理教室
募集締め切りました。ありがとうございました。

「みるこん」ノミネート作品です。
作品No.1 にこちゃん「ヨーグルト入りフォカッチャ」
http://blog.so-net.ne.jp/nicolasgarden/2006-12-12

作品No.2 パフさん「牡蠣のみそチャウダー」
http://blog.so-net.ne.jp/go_go_kumachan/2006-12-24

作品No.3 himikaさん「超カンタン!アイスクリーム」
http://ameblo.jp/himika44/entry-10022720697.html
himikaさんのブログ「ねこぢえ」は
http://blog.so-net.ne.jp/himika/

作品No.4 パフさん「サーモン・クリームでパスタ」
http://blog.so-net.ne.jp/go_go_kumachan/2007-01-21

新登場です!!
作品No.5 にこちゃん「ミルクブレッド」
http://blog.so-net.ne.jp/nicolasgarden/2007-02-09-1

締め切り2007年3月31日。過去記事もOK。
メールでも応募できます。現在応募数よりも準備している豪華(?)賞品のほうがまだ多い状態。チャンスです!皆様、ふるってご参加ください。
詳しくはサイドバーのをクリック!!

「トスカーナからミルクの贈りもの」
メイコ イワモト著 集英社刊 定価:1,680円(税込) 好評発売中!
内容のご紹介&ご購入は☟
http://dpm.s-woman.net/s-woman/toscana/

「ワイン王国」No.36に、メイコ&洋一のエッセーが掲載!請うご笑覧。No.36はプレステージ・シャンパーニュ特集。
http://www.winekingdom.co.jp/


nice!(34)  コメント(27)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アート

nice! 34

コメント 27

TaekoLovesParis

ちゃんと日付入りだから、どうやって出来ていったのかの過程がよく
わかります。これだけ大勢の人間にそれぞれのポーズをとらせるのは
大変ですね。「不在の晩餐」だからこそ、各人がいろいろな方を向いて
しまう。でも主人公を待ちわびているようすが伝わってきます。人々の
視線から伝わってくる気がします。
by TaekoLovesParis (2007-02-18 01:25) 

SOLE

おぉ!黒人の手の組み方が修正後のほうが自然ですねぇ。
こうやって描かれていくんですねぇ~
by SOLE (2007-02-18 05:10) 

匁

plotさん おはようございます。
制作過程を見せていただいて
嬉しいです。
一人一人詳しくデッサンと修正を繰り返すんですね。
よくわかります。
これからが楽しみです。
by (2007-02-18 09:28) 

kom

下塗りしながら修正されるんですね。当たり前のことなのかもしれないけれど、自分には新鮮な驚きでした。
だんだん形がはっきり見えてきました。次回も楽しみにしてます!
by kom (2007-02-18 09:34) 

Nicoli♪

工程を見るチャンスはないから、興味深いです^^
by Nicoli♪ (2007-02-18 10:00) 

絵の制作はこのように進められていくのですね。
ご自身で、ポーズを取ってみたり、修正したり。
完成が待ち遠しいです^^。
by (2007-02-18 10:07) 

工程が見れてうれしいです。ポーズや配置がこれほど難しいとは想像の範囲を超えています。。。
猫ちゃんが絵の猫に興味津々・・・本物に見えるんでしょうね。
by (2007-02-18 10:08) 

yk2

徐々に作品らしくなってきましたね~。
黒人男性の赤いスーツ姿を見た時は、随分ジャイヴィーだなぁ~、ジャズマンか?と思いましたが、ウルトラマリンを塗られちゃうわけね(笑)。


これだけ人数が多い集団肖像はそれぞれの細かなポーズを考えるのもたいへんなんですね。こうやって洋一さんご本人がいちいちポージングして確認してゆくんだなぁ。
by yk2 (2007-02-18 10:41) 

お散歩爺

少し時間を掛けてブログを行ったり来たりして見てました。
芸術って本当に難しいです。最後の晩餐は皆の目線は中央ですが
主賓待ちだとリラックス感やざわめきがそこ此処に・・・など色々私も
勉強させられました。
by お散歩爺 (2007-02-18 11:03) 

ぱふ

なるほど~ 細かな修整を少しずつ加えていくんですね。
興味深い工程です♪ この先も楽しみです。
by ぱふ (2007-02-18 12:25) 

himika

こんな風に描いていくのですね。すごいです。
白くんが絵から飛び出してきたみたいに
自然にそこにいるのがまたいいですね。
by himika (2007-02-18 16:06) 

toraneko-tora

一枚目・・・鏡みたい 手前のネコが写っているように見えるけど・・・・・
by toraneko-tora (2007-02-18 19:21) 

chi-ran

とてもとてもステキな物を見せてもらった気持ちです・・w
絵画の描かれる様子って知らなかったし、 きちんとその姿勢をとってみて
修正してゆく繊細な作業なのですね~・。・。・。
そのまま抜け出して歩きだしそうな人物やねこちゃんに ただただすばらしい~
というひとことです!
by chi-ran (2007-02-18 19:31) 

monad

「座っている黒人」の圧倒的な存在感が素晴らしいですね。「その1」の段階から彼が気になっていたのですが。想像以上に重要な役割のようで(?)嬉しいです。
少年も「使途」のひとりとするなら、それぞれの個性がうまく絡み合うといいですね。
今後も期待してます!
by monad (2007-02-18 22:18) 

ツカ

うぉ~~、どんどん命が吹き込まれていく~~~!!(≧▽≦)ノ
すごいなぁ、ちょっと修正するだけでだいぶ変わるんですね~!
男性陣の赤く見えるスーツも捨てがたいなぁ(笑)
少年の「ようこそ」って声が聞こえてきそうです♪
続きが楽しみです♪^^
by ツカ (2007-02-18 22:34) 

鈴木浩司

すいません最後の晩餐じゃなく、不在の晩餐でした。
最後の晩餐が色々とあるのも教えてもらったし。不在の晩餐を
通して、最後の晩餐がどういった物なのかを、自分なりに少し知りたくなりました。それにしても少しずつ完成していく絵にドキッとします。
by 鈴木浩司 (2007-02-18 23:28) 

結構簡単に修正できるものなのですね。
福井画伯の写真が素敵です!
by (2007-02-19 05:47) 

柴犬陸

陸の目がモデルですか!!
有難うございます。(感激です)
陸にもいま報告しました。?
by 柴犬陸 (2007-02-19 13:32) 

nicolas

はなちゃんもモデルだっ!スゴイ、感激です♡
早速本人に、報告しておきますね~♪(* ̄ω ̄)v
段々リアルに仕上がってきて、すごく楽しみですよ~
あ、私の絵も褒めてくださってすごいうれしいです。
プロの方に褒めて頂けるなんて、すごいこと!!
私は、セツ・モード出身ですがアパレルの関係に進んだので、
絵は本当に趣味のひとつなんですよ。
そうそう、あのレシピ・・・「ミルクブレッド」宜しければエントリ
お願いします~!一人でいくつもどうなのかなぁって考えていたんですよ。
あと、またミルク乳製品の記事のときは、リンクさせてくださいね~
by nicolas (2007-02-19 23:03) 

はじめまして、kurumiと申します。
ブログへのご訪問をありがとうございました。
恥ずかしながら美的センスを持ち合わせておりませんので 拝見して勉強になったと言うより ふ~~ん、そうなのかぁ・・・、と言う感じです。^^;
絵で表現できる、本当に憧れます。^^
by (2007-02-19 23:10) 

あーろん

自分が普段やってる作業とは全く別ものなので
いろんな意味で新鮮ですね!スーツの色が変わっただけで
いきなり重厚なイメージになりましたねぇ。
背景と女性陣の衣装の色合いでどう変わっていくのかが
楽しみです♪
by あーろん (2007-02-20 01:01) 

plot

にこちゃん、「ミルクブレッド」ノミネートさせて頂きました。ありがとうございました。
他の方のコメントへのお返事も、あとで書きますね。
とりいそぎ。
by plot (2007-02-20 01:43) 

やっぱり イス… 椅子あるんですね
椅子のないまま いくのかな と思ってしまいました(汗)
ちょっとした変化でぐっと印象的になるところが すごいです
by (2007-02-20 19:22) 

ぴい

1枚目のネコちゃんが丁度写っているみたいで面白いですね。
最後に振り向いているところも(^^)
デッサンから徐々に仕上がっていくところ、描く対象と同じポーズを
取ったり、いろいろな工夫をして、1枚の絵が出来上がっていくのだ
というのがとても興味深いです。
by ぴい (2007-02-22 09:09) 

シェリー

こんな風に過程を説明入りで拝見できるって
とっても贅沢な気持ちになります~
下塗りって全く別の色を塗ったりするのですね。
1枚目の写真は猫ちゃんが、絵の中の猫ちゃんを不思議そうに
見てるみたいで面白いですね。続きも楽しみです!
by シェリー (2007-02-25 10:37) 

小野寺榮一

作品の製作過程、なるほどと、感心しながら、拝見しました。^^
by 小野寺榮一 (2007-02-28 14:43) 

ミカチ

製作過程が良く分かって興味深いです。
やっぱり修正しつつ仕上げていくんですね。
by ミカチ (2007-03-19 01:57) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。